旅路をゆく ふくこの日記

備え生活はじめました

頑張れば何とかなると思っていた私が、家庭にも「限界値」があると気づいた話

去年、私は社会福祉士の受験に挑戦するため、勤めていた施設を退職しました。

仕事を続けながら勉強することは、私には難しいと感じたからです。

収入、積み重ねてきたキャリア、社会とのつながり。

一度それらを手放して、一年間、資格取得に向き合うことを選びました。

その結果、私は無職になりました。

「仕事を辞める」という選択は、世間一般では少し不安定に見えるかもしれません。

実際、私自身も不安でした。

でも、仕事から離れたことで、今まで見えていなかったものに気づくことができました。


仕事を辞めて感じた不安

もちろん、退職による不安はあります。

収入がなくなること。

自分で稼いだお金を自由に使える機会が減ること。

社会とのつながりが薄れること。

仕事の感覚が鈍ること。

再就職への不安。

特に私の場合、社会福祉士の資格を取得したからといって、すぐ希望する仕事につながるわけではありません。

年齢や経歴を考えると、簡単な道ではないと思っています。

 

頑張れば何とかなると思っていた頃

以前の私は、

「仕事も家事も育児も、頑張れば何とかなる」

と思っていました。

子供が一人の時は、周りもやっていることだからと思い、無理をしていました。

でも、ある日倒れました。

その後も働き続けましたが、最終的には体調を崩し、退職することになりました。

開腹手術も経験し、体力が戻るまでには時間が必要でした。

今振り返ると、身体や心が出していたサインを無視して走り続けた結果、突然エンジンが止まったような感覚でした。

 

共働きでも、家庭の条件はそれぞれ違う

その後、転職をしました。

その職場は子育てへの理解もあり、とてもありがたい環境でした。

同年代の子育て世代も多く、働きやすい職場でした。

それでも、仕事・家事・育児を続けることが、私には難しかったです。

これは職場が悪かったという話ではありません。

単純に、我が家の状況と私自身のキャパシティの問題でした。

仕事と育児の両立ができるかどうかは、

・子供の性格
・親の体力
・夫婦それぞれの勤務時間
・周囲のサポート
・住んでいる地域
・家計状況

さまざまな条件によって変わります。

同じ「共働き家庭」でも、置かれている環境は全く違います。

小1の壁で感じた現実

共働きを考える時、多くの家庭がぶつかるものの一つに「小1の壁」があります。

保育園時代とは違い、小学校に上がると、

・登校時間が遅い
・学童の問題
・帰宅時間が早い
・長期休暇の預け先

など、新しい課題が出てきます。

我が家もここには苦労しました。

夫婦で調整して乗り越えましたが、夫の負担は大きくなりました。

その時感じたのは、

「続けられる形ではないものを、無理に続けることはできない」

ということでした。

退職して増えた、家族との時間

退職して一番大きく変わったと感じるのは、子供との関係です。

以前は、仕事の時間や疲れに追われ、子供の小さな変化を見る余裕が少なかったように思います。

今は、学校から帰ってきた時の様子を見たり、話を聞いたりする時間があります。

上の子は、以前より学校であった出来事を話してくれるようになりました。

「今日こんなことがあった」

「聞いてほしい」

そう言ってくれる時間が増えました。

一緒にお菓子を食べながら話を聞く。

味方になりながら、必要な時にはアドバイスをする。

そんな何気ない時間が、子供にとって安心できる場所になっているのかもしれません。

下の子も、まだまだ甘えたい時期です。

自分でやりたいと言ったり、思い通りにならなくて怒ったり。

毎日忙しいですが、幼稚園の先生からは、

「外で頑張っている分、家では安心して甘えられているのだと思います」

と言われました。

それを聞いて、家庭が安心できる場所であることの大切さを感じました。

 

家庭には、それぞれの「続けられる形」がある

私は、仕事を続けながら家庭を支えている方を本当に尊敬しています。

なぜなら、我が家ではそれが簡単ではなかったからです。

同時に、家庭を守りながら暮らしている方も尊敬しています。

家事や育児、家計管理も決して簡単なことではありません。

仕事を続けること。

一度仕事を手放すこと。

どちらが正解というものではないと思います。

大切なのは、その家庭が無理をし続けなくても続いていく形を見つけること。

私にとって、退職した一年は「失った一年」ではありませんでした。

家族との時間。

自分の体。

これからの生き方。

それらを見直すための一年でした。

頑張ることは大切。

でも、頑張り続けられる環境を作ることも同じくらい大切なのだと思います。

家庭には、それぞれ違う事情があります。

その家族に合った「持続できる形」にたどり着けることが、一番大切なのだと思います。